TV感想 NHKスペシャル アメリカVS.中国 “未来の覇権”争いが始まった

アメリカVS.中国 “未来の覇権”争いが始まった

【感想】
米中冷戦の構図がよくわかった。挑戦する中国に守るアメリカ。番組内では触れていなかったが、中国は敵失をうまく利用しリードしているように思う。中国は、アメリカ政府とIT企業の対立に対してIT企業に接近し、アメリカが関与を縮小しつつある中東など海外へ関与を強めつつある。今後、東世界は中国のハイテクが支配していくように感じた。日本は、楽天とか国内IT企業を保護しながらアメリカ盟主の西世界でやっていくんだろう。ハイテク分野で日中がどうなるのか想像が難しい。

【メモ】
安全保障をアメリカに依存し、経済では中国との結びつきが強い日本は、米中冷戦下では難しい判断を迫られる。

ファーウェイは5G技術で先端を行っている。5Gは次世代のインフラとなるためアメリカが警戒している。

中国資本の多くが現在もアメリカベンチャーに投資している。アメリカベンチャーは政府ほど中国を警戒していない。

米中対立が激しくなるなか、中国は、一路一帯の強化を急いでいる。

アリババは新興国で送金システム(アリペイ)の整備を進めている。アリペイを足がかりにネット通販の利用を拡大。

アリペイはブロックチェーン技術を使っている。ドルを使わないことでアメリカに資金の流れを把握されない。アメリカドルによる金融覇権を攻撃。

太一クラウドはドルを介さない金融システムを中央アジアに売り込み。ドルに翻弄される資源国で引き合いが大きい。
未だに
アメリカが優位にある軍事、金融、インターネットの3つ覇権を中国は狙う。

米中はハイテク技術で覇権を争っている。米中の新冷戦。世界は、アメリカのハイテク、中国のハイテクを使う陣営の2つに別れていく。これによりグラーバリズムは終焉する。