ミュージシャン、アスリート、チェスのプレーヤーなどは皆、「意図的な練習」を実行しているが、知識労働者はしない。知識労働者の多くは、「意図的な練習」の不快な緊張は厄介だと避ける。顕著な例は、デスクワークの労働者が取りつかれたようにメールのチェックをする習慣だ。この行動が、精神的にもっときつい仕事からの逃避でなければ、何のためだろう?
スキル志向で仕事をやり抜く
仕事を効率よくやり遂げることが第一だった。「生産性志向」。生産性の考え方からすると、「意図的な練習」を必要とする仕事は避けるようになる。完成に向かっての道筋がはっきりしないことと、精神的な緊張の不快さが、決断に際して人気のない選択肢となるのだ。
心から好きな仕事を見つけるには、まず希少で価値のあるスキルに上達してキャリア資本を積み上げ、次にこの資本を、魅力のあるキャリヤを実現するためにつぎ込む。
・不安、心配がモチベーションにしてスキル向上のため実行する。
・やりたいこと、ではなく、やるべきことをする。
・自分のやるべき仕事に集中するため、やるべき仕事をした時間を記録する。
・希少で価値のあるスキル=キャリヤ資本
・キャリヤ資本の習得には「緊張」と「フィードバック」が必要。
・急ぎの要件よりも、重要案件により多くの時間をついやす。
・明確な目標設定をする。
・ダメ出しを積極的に受ける。
・成長時は不快感を伴う精神的緊張がある。緊張が無いのか行き詰っている証拠。
・仕事や仕事のやり方の自由度が上がれば上がるほど、幸福度が上がり、やる気が出て、充実感が増す。
・いかにやりたいことを我慢して、やるべきことに集中するかが重要。