EVウォーズ

「お客様が、二度とガソリン車には戻れないと思えるEVをつくるんだ。他社と同じことをするな。」

ゴーンは、開発、生産、営業、あるいは宣伝などの各部門に対して、「一番正しいと思うことを話せ」と指示する。
そうして出たアイデアから選択するなどして、最終的にゴーンは自分自信で決断する。

合議制を排し、門田は一人で決める。この意思決定のスピードアップは、チームに秩序や規律をもたらした。

標準化をするとコストは下がる反面、技術革新は止まってしまう。

大量数の汎用電池を組電池に設計する技術はもとより、組電池を管理し制御するソフトウェア技術はテスト独自のもの。

FCV「MIRAI」の累計販売台数は18年4月で約5000台にとどまる。次期モデルは2020年をメドに商品化される。

EVは交流モーター。回生電気が交流だから。

日産が破綻した原因は、誰も責任をとらない体質。今はダイバーシティを重視。

正しいものしか残らない時代

東北地震でEVが非常時の電源として重宝された。またガソリンスタンドが機能しなくなった被災地で移動手段としても活躍した。

自動運転のレーダーやカメラの電源となる電池を積んでいるEVは自動運転向き。

EVは走行可能距離が伸びると販売量も増える。

研究開発と生産技術は一緒にいないと、ものづくりにポイントがずれていく。