表面的に見えている人の印象や、人間関係を、世間一般のイメージで自分が勝手に想像して、嫉妬してしまっている。
このエッセイはそこをつく。
人間の予測はたいしたことはない。
人間の想像はたいしたことはない。
そこを思い知らされる。
物事をもっと多面的に見ないといけない。
ステレオタイプになっている概念を解きほぐしてくれるエッセイでした。
・僕はもう悟りきっている。いまみたいに男子だけでつるんでいるのが案外幸せで、女子なんて自己な生き物に手を出すと、ろくなことがないことを。
・社会人になると、毎日は忙しくなるけど、人生って意味では、暇なんだ。仕事は人生の、便利な暇つぶし。
・自分はなにがしたいんだろうとか、深く考えずに、なんとなく生きていたら、こうなっていたんだ。まわりがレコメンしてくれる方向に、なんとなくハンドルを切ってたら、こうなってた。
・ああ、もっと自分自身に忠実に、自分らしく生きればよかった。
あんなに一生懸命働かなくてもよかった、
もっと家族と過ごせばよかった。
自分の気持ちを押し込めすぎた。
そう、私は、あんなに人生におびえなくてもよかったのだ。
自分の手で、幸福を選んでもよかったのだ。
いつだって、幸福は、選べたのだ