起業家の著者が、会社存亡の危機のときにどのように考え、行動したか記した体験記。
起業家は、見た目は華々しいが、資金調達に四苦八苦し、苦難の連続であることがわかった。
「人生は苦闘だ」というマルクスの言葉が何度か出てきたことが印象的。
さらに、「自分がしたいことではなく、自分にとって大切なことを優先する。」というのは今後、自分の行動指針にしたいと思います。
以下、メモ。
恐ろしく高くつくものは、離婚。
私は何がしたいかではなく、家族にとって一番良いことは何かを考えるようになった。
自分がしたいことではなく、何が大切なのかという優先順位で世界を見る。
クラウドビジネスからソフトウェアビジネスへ転換した。→インテルのメモリー事業からCPU事業へ転換したことを思い出した。
賢明な人々は自分たちの利益に心を配らないような人間のために働こうとは思わない。
平時のCEOと戦時のCEOは別人格。
平時は社員の創造性を発揮することを許す。
一方、戦時は個々人の創造性を発揮する余地はない。再生計画を厳密に実行する必要がある。
凡庸と素晴らしい製品の差は、厳しく責任追求する運営と創造性を発揮するためリスクをとることを許す運営との差である。
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