死刑執行された7人が、事件にどのように関与したかを、獄中からの手紙、麻原の接見記録から説明する内容でした。地下鉄サリン事件を誰が支持したか、受刑者間で証言の食い違いがあり、結局、未解明となったことは、組織犯罪を裁くことの難しさを感じました。また、最後の死刑囚の方々の手紙の内容も印象に残りました。「人から与えられる心の救済は有り得ない。自分で解決するしか無い。」「人生が終わるときに後悔するような行いはしてはいけない。」
また、見ていて昔を思い出しました。連日、メディアで放送されていたが、自分の身近で関連する事件がなかったこともあり、遠くの出来事とという印象で報道を見ていた。メディアの加熱ぶりも印象に残っている。松本サリン事件で被害者を加害者扱いで報道したり、教団の広報だったか上祐氏をディベートの達人として半分からかうような報道をしたり。あのときのメディアの放送姿勢もどこかで検証した方が良いと思う。あのメディアの報道以来、どんな宗教もうさん臭く見えるようになりました。
最後に、オーム真理教がヨガサークルから始まったのは知らなかったな。