大宮エリーのエッセイ集です。ドタバタのおもしろエッセイ8割、真面目なエッセイ2割の構成です。これまでの大宮エリーの本同様、読んでいて笑ってしまう場面が何度かありました。不器用だけど一生懸命に取り組んでいるので、おっちょこちょいも起きるし、周りの人も共感して手を差し伸べるのだなと思います。また、いろいろなことに一生懸命に取り組むなかで才能が開花していっているのがわかる。どんな逆境でもプラスに解釈して取り組んでいる姿が参考になります。それと、大宮さんの文章は、読みやすく、気分転換に良く読みます。
心に残った文章
「親子って小さい頃のいろんなことをくぐり抜けて、いや、まだ引きずりながらこっそり胸に抱えながら今があったりするから、なかなか優しくなれないときがある。」
生活の中で感じている問題、疑問が、わかりやすい文章で表現されてたびたび出てきます。