定年バカ

著者が世に出ているあまたの意識高い系の定年本に否定的書評を加えながら、定年後に対する自分の考えを述べている本です。
一般流布の考えをことごとく否定していきます。
定年後についてあれこれ考えることは、意識の高いサラリーマンに陥りがちなことで、予期不安に陥ります。
なるようになる(する)と著者のように達観する(たかをくくる)意識転換が、定年前に必要なんだと思いました。

以下、読書メモ。

・実際の長生きは苦しい。身体が衰えていくのを実感するのが長生きだから。

・住宅ローンは定年前に返済しておいてよかった。
 持ち家があり住宅ローン完済済みの家計は老後もそう簡単に破綻しない。

・思い出と戦っても勝てない。