自分が成長しないと解けない問題もある。
人間は結局一人で生き抜いていかないといけない。
一人だと大変なので
警察組織、親戚、家族の大小の組織が存在する。
しかし、組織に所属すると組織の利益のために個人の生き方、考え方が制限されることがある。
いい個人はそれを自分なり解決して生きていくしかない。
組織の選択を一先ず受け入れ、それを忘れるのではく、自分なりに問題の解答を求め続ける。
気づいていないが「しょうがない」といいながら皆がよくやっている対処法。
この本でその対処法の考え方を整理することができた。
文章表現で感じたのは、情景や情緒の説明から入って、最後に状況説明がくる文章。
人のしぐさを使った心の動きの描写がうまいので、そのまま引き込まれ、
何でこんなことやっているのかなー?と理由がわからない不満から、
想像させて、予想があたったときの快感が、味わえるようになっている。
ちなみに、
イシグロは、何でかなー、が長い印象。