【書評】隠居すごろく

隠居してのんびり、という理想が崩れ、現実を受け入れやりがいを見出していくお話。定年後の生き方の参考になるが、地域コミュニティとのつながり、家族とのつながりがあることを前提とする。そして煩わしい人間関係を恐れないこと。会社人間の場合は40,50歳から準備が必要。取組み内容は仕事の延長。仕事をしっかり定年まで頑張り、定年後は経験を生かして他人に貢献すればよい。自分の場合は何だろう?教育かな。

・親の望みを押し付けた結果、本来持っていた情け深さを摘み取ってしまった。

・我が家と我が身を守るだけでなく、他人の暮らしに深く関わり、それが自身の喜びとなり得ることを教えてくれた。