【書評】野食のススメ 東京自給自足生活

東京近郊で採取できる動植物を食材として紹介している本。春夏秋冬に分け、さらに採取過程と料理過程に分けて紹介されており、わかりやすいし試しやすい。試しに山菜採取を試みたが、想像以上に周りの目が気になる。野食は度胸と鈍感力も必要だ。東京都内で野食生活するなら葛西周辺かな。海浜公園近いし。

ツワブキは葉を落として枝の皮をむき、さっとゆでて水にさらし、水を切っておく。ツワブキの炊き込みご飯へ。

冬は夜釣り。秋から冬にかけて潮が大きく動く。日没から夜間に魚の食い気が上がる。さらに大きな干潟ができる。そこで貝、海藻を採取する。

サミガサタケは変わった形状のため判別が簡単。さらに美味。関東で3月下旬にイチョウの木の下に生え、続いて桜、つつじの木の下に生えてくる。

マダコは河川の影響の少ない場所ならどこにでもいる。明るめのエギをつけて堤防の足元に落とし、海底につけたエギをぴょんぴょんと躍らせるように動かしていると、やがて「グニュッ」という感覚と共に、ビニール袋でもひっかけてような重さが伝わる。

アマチャヅル
朝鮮人参と同じ薬効成分が含まれる