【書評】プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

これからはモノよりプロセスの方が価値が高くなる。正解のない世界に突入しているから。正解を決めずに修正しながら積み上げていくことが重要だから、という理解。著者の主張は「正解主義から修正主義」という言葉の方が当てはまる。プロセスも重要だが、プロセスを生かす対象やアウトプットを積み上げるプラットフォームが重要なんだと思った。あらためてyoutubeなどのエンタメ系プラットフォームの強さのからくりを垣間見た気がする。

エクスポネンシャル(指数関数的)に進歩する。エクスポネンシャル思考のフレームワークが6D。6Dでアウトプットが無料に近づく。プロセスを売っていく必要がある。
Digitized デジタル化
Deceptive 潜在的
Disruptive 破壊的
Demonetized 非収益化
Dematerialized 非物質化
Democratized 民主化

心技体が感動をよぶ。技術(How)とアウトプット(物体、What)は見えるが、心(Why)は物語らないとわからない。NHKのプロフェッショナルなどの番組はこれを利用して感動を作り出している。

実況中継はプロセスを見せている。予測不能、トラブル、アクシデントが重要。

自分の物差しが重要。将来やりたい仕事will、自分にできる仕事can、やらなければならない仕事must。must、canをしっかりやればwillが見つかる。

人生をエンタメ化。夢中になるもの。夢中の3条件。得意、やってて楽しい、誰かの役に立つ。

未来の不安と過去の後悔。今、目の前の課題に集中する。これがマインドフルネス。

プロセスを公開すれば人が集まる。

ジグソーパズル型からレゴ型へ。現代はイノベーションが激しく、正解が変わっていく。だから、正解を決めない。どんどん修正して積み立てていく。自分ですら最終ゴールはわからない。ただこの瞬間が楽しいから夢中になって没入する。プロセスを公開して多くの人を巻き込む。自分の想像を超えた遠いところまでたどり着き、誰かの役に立つ。これが正解主義から修正主義。