【書評】妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

将来が予測しずらい現在における研究開発手法を提案する。簡単に言うと、妄想したものをすぐ実行してみる、というもの。以下、私なりに解釈した概要です。

多くの研究開発は未来を予測して行われる「課題解決型」である。
しかし、未来は予測できない。
予測せずに「妄想=やりたいこと」を行う研究開発が必要。
「やりたいこと」となると不明確、発散する。
そのため、「やりたいこと=クレーム」であり、クレームを一行で言い切り明確化する。
クレーム化したらすぐ実行。早く決着をつけ多く試し絞り込む。また課題も明確化できる。
早く決着を着けるために最短パスで検証を実行する(例:ウィザード オブ オズ(オズの魔法使い)法)
うまくいかなかったアイデアで捨てるの惜しかったら特許とって眠らせておく

「高名で年配の科学者ができると言うときは正しい。でもできないと言うときはたいてい間違い」
SF作家 アーサー・C・クラーク

今やりたいことは今やる。「政治家になりたい」なら選挙に出よ。失敗して学ぶぐらいの気持ちでよい。