【書評】堕ちたバンカー: 國重惇史の告白

山崎豊子の小説のようなノンフィクション。平和相互銀行事件やイトマン事件の真相が語られている。当時、平和相互銀行が融資した神戸の土地(崖)をワイドナショーが取り上げていたのを思い出した。あれもマスコミを使った世論誘導だったのがこの本でわかった。今も変わらない。飲酒運転事故で外国並みのお酒の販売規制の話題が出そうになれば、コロナ対策のために西村大臣が行ったお酒提供飲食店への自粛半強制がバッシングされ、酒類販売側を擁護する世論誘導が行われる。そういう視点でニュースが見れるようになった。

もう1つ感じたのはバブルで活躍&凋落した人に加え、バブル後に活躍した人たちも老後は幸せそうに見えないこと。どんなに活躍しても老後はみじめだ。芸能人も野球選手もそう。自分は帰農するのが正解だと思っている。私にとっては老後を考える本でもあった。