見開き2つ(4ページ)に1つの歴史的事象の背景説明がされ、最後にそこから読み取れる気づき、反省点が2,3行でまとめられている。吉田兼好の徒然草のような構成で読みやすかった。気付き、反省点は最初は単純に感じ、もっと複雑な理由があると勝手につっこんでいたが、古代から昭和までの歴史的失敗を読んでいくと、確かに単純なミスを繰り返してきたんだと納得できる。単純な当たり前のことができなくなってしまう状況にいかに陥らないようにするかが実際は肝なんだと思う。