最近耳にする「アート思考」をわかりやすく説明してくれる本。「アート」とは常識を覆すもので、常識を覆すことが求められるビジネスでも参考になる、ということ。その参考の仕方がちょっと感覚的だと思った。美術館などに行って刺激をうけることが、ビジネスでも好影響がでる的な説明。
・アートは社会の役に立たないもの。デザインは社会の役に立つもの。
・アートの表現手法は何でもOK。反社会的な内容でもアートなら許される。
・作家が売れるかどうかは画廊や批評家次第。←どの分野でも一緒。広告宣伝重要。
・生物の世界では、自分が長生きするかどうかなんて重要なことではないんです。それより多少リスクを冒しても自分を魅力的に見せて、配偶者を見つけて優秀な子孫を残すことのほうが重要。
・日本で生まれたものが、日本人の感性に合う保証はない。
・グローバル化とは欧米化
・マジョリティに対しては何も要求しないのに、マイノリティに対しては純粋性を要求しがち。
・自分が経験したことが無いものにどんどん挑戦する人のほうが引き出しが増える。
・自分の世界観を貪欲に広げようとするマインドを持っているから、アート観賞もするし、だから新しい発想が湧きやすい。