生きるための辞書: 十字路が見える

北方謙三先生のエッセイ集。辞書みたいに旅、食、躰、観、想、刻、家、友のパートに分類されている。何か悩みがあるときに関係がありそうな部分を読むことができる。今回、最初から最後まで読んでいったが、良く練られた並びになっていることに気づく。「旅」のつかみは俊逸である。そして最後の「友」はしんみり、そして暖かく読了できる。心の糧になりました。