佐藤優「情報読解」の私塾 赤版: 日本、北朝鮮、韓国、中国の転換点・篇

ニュースの裏が読めてよい。トランプ大統領がアメリカ軍の駐留費もっと出せという発言や、韓国の北朝鮮、中国よりの動きなど、他国同様、日本も世論を考えてあまり報道されないニュースが多い。ゴーンさん以外でも「警察関係者によると」という確認仕様のない意図的なリーク情報を平気でニュースに流し推定有罪の世論を作ろうとする。トランプさんの「フェイクニュース」発言にも一理ある。などなど、いろいろ考えさせてくれる本でした。

・脅威=意思+能力

・軍事境界線は地政学的には海の機能を果たした。その結果、韓国は海外ネットワークを形成する米国、日本と同じ海洋国家型を選択した。しかし、軍事境界線が無くなると半島国家に戻る。中国よりになるということ。緊張の境界が対馬海峡になる。米国は北東アジアへの関与を弱める。日本はカウンターバランスをとるためロシアに接近する。

・韓国大統領の腐敗は、ナショナリズムを刺激し、日韓の連携を弱める。北朝鮮の狙い。

・徴用工問題は、日本に分が悪い。「韓国は国際法を無視している」と宣伝するしか手が無い。韓国、北朝鮮、中国が連携して元徴用工問題を扱ってくる可能性が高い。米国で裁判されると