マッキンゼーが予測する未来(ダイヤモンド社)

・中間層は2025年までに消費者層は世界人口の過半数に達する。中間層が増えるのはこれから。その中心はアジア。

・新たに加わる中間層は地方都市。地方都市に注目してマーケティングする必要がある。

・商品価格はこれからも上昇する。価格上昇への4大圧力は、①中間層増加による需要増、②資源供給量が需要に追い付いていない、③資源の相互関連の高まり、④環境コストの増大。

・(別引用、The Asahi Shinbun Globe, October 2017 No.198)パリ協定でCO2排出規制が強まり石炭火力、炭鉱などへの投資焦げ付きを恐れ、投資撤退の動き。ノルウェー政府年金基金は石炭に依存している69企業からダイベストメント(投資の撤退)。北海道電力、中国電力、北陸電力、四国電力、沖縄電力、Jパワーが含まれる。九州電力と東北電力は監察下。

・(別引用、The Asahi Shinbun Globe, October 2017 No.198)化石燃料別CO2排出割合:石炭41.8%, 石油33.3%, 天然ガス18.5%

・効率改善余地の大きい分野、トップ3。①建物のエネルギー効率(断トツ)、②大規模農場の収率、③食品廃棄物

・資源価格の低下というトレンドが変わってしまうまでの期間は、重要なチャンス。資源の効率的な活用に取り組む必要がある。

・技術革新が早いため、職務要件も急速にかわていく。それが定常化してきており、スキルギャップが常にある状態になっている。

・足りないのはSTEM分野(科学、技術、工学、数学)

・対処法4つ。①新しい人材源を探す。②技術を労働力代替でなく生産性改善に使う。低スキルな人でも高スキルの仕事ができるるようにする。③多能工化。④教育強化。