日本はポツダム宣言を受け入れ「無条件降伏」したと習ったが、ポツダム宣言では日本軍の無条件降伏をもとめている内容で、日本政府や国民に「無条件降伏」をもとめることは書かれていない。平和と民主主義を求め、それが定着したら占領を終える、と明言している。読んでみて、国民にとっては前向きな内容だと感じた。軍部と国民を離す、離間の計を狙ったのかもしれないが、一億総玉砕を刷り込まれていた国民に対しては難しかっただろう。それよりも、この内容に国民がある程度安心し、降伏と降伏後の占領がスムーズに進んだのではないかと思う。