カエサル、アウグストゥス共に1つのことを1つの問題解決のためだけにしない。
そのように取り組んだ理由はマキャヴェリの言葉で説明できる。
「いかなる事業も、それに参加する全員が、内容はそれぞれちがったとしても、いずれも自分にとって利益になると納得しないかぎり成功できないし、その成功を永続させることもできない」
多くの事業は参加者の妥協の産物になりやすい。しかし、妥協の産物は何らかの不満を参加者に抱かせる。故に、妥協は非生産的である。
これが制度設計の肝なのか、と気付かされた。
近江商人の「三方よし」を思い出した。これが商売以外にも当てはめられるということ。